こんにちは。
北海道で暮らしている、毎日料理を作っているChefです。
当然ですが・・・!
●語学留学をしてみたい。
●高校や大学は海外の学校に通いたい。
●いつかは海外で働いてみたいな~
●将来は海外で生活したい!
こんな思いがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
または仕事で海外赴任されている方もいることでしょう。
ですが、いきなり知らない土地で生活するとなると不安になりますよね・・・。
日本では当たり前のことが「世界では非常識」ということがあります。
例えば。。。
親指を立てるジェスチャーは英語圏などでは「いいね!」の意味になりますが、他の地域では侮辱の意味になることもあります。
こういった認識の違いがカルチャーショックで済めばいいのですが、時にはトラブルに発展することもあります。
また、シンガポールにガムを持ち込むと「罰金」となります。
マナーを超えて法律に抵触するような内容も事前に知っておかないと困りますよね。
出張や海外旅行、留学などが決まったら英語など言葉の面での準備が大切ですが、同じくらい旅先の事情を知っておく準備が必要になります。
今回は海外に興味がある方が最低限知っておかなければならないマナーや常識について書いていこうと思います。
それではご覧ください。
マナー違反にならないように海外のマナーについて詳しくなろう!
海外のマナー(日常生活編)
①きちんと挨拶をする
万国共通のマナーとして室内に入るときに声をかけるというものがあります。
例えば。。。
エレベーターに乗り合わせた時やレストランに入る時、お店に入る時、飛行機に乗る時など、「Hello.」と声を発するのが常識です。
無言ではマナー違反になるのです。
また、相手にぶつかったときや相手の道をふさいだときなど、「Sorry.」と言うようにしましょう。
相手から「Sorry.」と言われたら、「That’s all right.」などと返事をします。
通路がふさがっているところを通り抜ける時や、お店の人に声をかける時は「Excuse me.」と言います。
②鼻をすするのは控える
主にヨーロッパでは人前で鼻をすするのをよしとしません。
鼻水が止まらないときはハンカチで押さえて応急処置をします。
鼻をすする行為はその音から不快な印象を与える恐れがあります。
合間をみてトイレの個室など、人のいないところで鼻をかむようにしましょう。
風邪を引いている時などは無理に外出せずに自宅でゆっくり過ごすのもマナーですね。
③くしゃみをしたら周囲に配慮する
欧米ではくしゃみをした人は「Excuse me.」と言います。
周りの人は「Bless you!」と声をかけてくるので、「Thank you.」とお礼を言うのが一連の流れになります。
「Bless you!」は正しくは「God bless you!」で、神のご加護を!という意味になります。
日本語での、お大事に!というニュアンスに近いと言えるでしょう。
最近ではYouTubeなどでも英語の動画がたくさん存在していて、これらの一連の流れも紹介されているので、耳にしたことがある方はいるのではないでしょうか?
④公共の場では靴を脱がない
欧米では、靴を脱ぐのは失礼にあたります。
近頃は家庭によっては玄関で靴を脱ぐところもありますが、欧米では室内でも靴を履いて過ごすのが慣習です。
各家庭によって玄関ルールが違うので、遊びに行く前に相手の方にちらっと聞いておくのがベストです。
また、ホテルなどでは部屋から一歩出た廊下より先は公共の空間になります。
スリッパなどの室内履きのまま出歩かないように気をつけましょう。
⑤身体的特徴を話題にしない
目の色、髪の色、肌の色など、身体的特徴を話題にすることがタブーになる可能性があることです。
頭や顔が小さい、鼻が高い、身長が高いなども同様です。
恐らく万国共通ではないでしょうか?
ですが、日本人はお世辞を言う文化があるので、褒めるつもりでよく話題にしがちです。
相手がそれを褒め言葉と受け取らないこともあるので、相手が男性でも女性でも、まだ信頼関係を築けていない初対面のケースでは特に注意するよう気遣いましょう。
⑥ドアをノックする時には4回ノックする
国際的にはドアをノックする時には4回ノックするのが正式なマナーです。
ちなみに、2回のノックはトイレ用となります。
日本ではノックの回数が違うと思いますが、同じことを海外でやってしまうと誤解を招いてしまいます。
相手の方に不快な思いをさせないように気を付けましょう。
⑦ショッピングをする際、商品を触らない
高級ブティックではむやみに商品に触らないようにしましょう。
購入する予定もないのに店頭に並んでいる商品を触る事はマナー違反です。
必ず店員にひと声をかけるようにしましょう。
服やジャケットなどの試着をする際も同様にひと声かけてからだと、店員さんに不快な印象を与えずに楽しくショッピングができます。
海外のマナー(ビジネス編)
①名刺交換は重要ではない
日本人は名刺交換を重要視しますが、欧米では名刺交換のタイミングは特に決まっていません。
初対面では、まず握手をすることが一般的です。
しっかりと相手の目を見て、固い握手を交わしましょう。
②腕組みは敵意を表す
アメリカでは、腕組みは敵意があると認識されることがあります。
腕組みだけでなく日常的に何気なく使っているボディーランゲージでも、地域によっては侮辱的な意味を持っているものもあります。
無意識に腕組みをしてしまう方はトラブルにもなりかねないので注意が必要です。
③お客様や上司へのお酌はしない
日本では、上司やお客様にお酒注ぐことがコミュニケーションの一環となっています。
海外では自分で注ぐかウェイターに注いでもらうことが一般的です。
状況にもよりますが、日本のような堅苦しい接待はあまりありません。
④公式文書で黒ペンはNG
日本では公式文書にサインする時など黒ペンでサインすることが多く最も正しいとされる傾向にありますよね。
しかし、海外ではマナー違反です。
黒ペンでサインするとコピーであると認識されたり、コピーとの区別がつきにくいからです。
したがって海外で何かサインをすることがあれば青ペンを使いましょう。
また海外旅行をする際も黒ペンより青ペンを持っていた方がよいです。
海外のマナー(観光編)
①チップの必要性を確認する
国によってチップの要不要の慣習が異なります。
払うに越したことがないと考える人もいるかもしれませんが、むやみにチップを支払うことが失礼にあたる場合があるので注意が必要です。
チップを支払う場合は現金を手渡しするか、テーブルの上に置くか、もしくはカードで支払うときにプラスします。
チップを支払う相手は、ウェイター、ドアマン、ベルボーイ、タクシー運転手などサービス業に従事している人になります。
チップも大切な収入の一部なので、チップの習慣のない日本人には不慣れですが、海外ではそれも込みのものと考えるようにするとよいでしょう。
②空港や地下鉄を撮影しない
インド、中国、ロンドンなど、海外では空港や地下鉄の撮影が禁止されている場合があります。
これは有事の場合、施設を軍事利用する可能性があるためで、機密情報の流出を防ぐために撮影が禁止されています。
そのため、何も知らずに撮影していると、警察官や軍人がやってきて警告を受ける恐れがあります。
撮影データの消去などを求められますので、最初から撮影が可能かどうか確認しておくようにしたいものです。
場合によっては警察官や軍人に許可を取らないで撮影をして逮捕されることもあります。
分からなければ、撮影しても良いか周りの方に聞くことをオススメします。
③タクシーで適切な席に座る
国によっては乗客が座る位置が運転手に不快な印象を与えることがあります。
助手席に座るのがマナーとなっているのが、オーストラリアやニュージーランド、中国などです。
逆に後部座席に座るのがマナーの国は、日本やアメリカなど。
これはちょっと盲点かもしれませんが、海外に行く際は注意したいところです。
また、悪質なタクシー運転手が結構います。
料金を実際よりも高く請求されたり、荒い運転をされたり、タクシーは何かとトラブルも多いです。
④宗教施設での振る舞いに注意する
万国共通ですが、宗教施設はその宗教の信者にとっては神聖な場所です。
観光スポットとなっていても、神聖な場所であるということを忘れないで、礼拝する人の妨げにならない行動を心がけるようにしましょう。
服装は基本的に露出を避けます。
神聖な場所のため、ノースリーブ、ミニスカート、ショートパンツなどの格好は不適切とされていることが多いので、長袖、ロング丈のボトムスを用意しておくことをおすすめします。
大判のストールも便利です。
また、写真撮影の可否を確認することも重要です。
フラッシュ撮影が禁止されている場合がよくあります。
これらを知らずに撮影していると、注意勧告されることもあります。
⑤レディファーストは男性も女性もスマートに
欧米ではレディファーストの習慣が根づいています。
受ける側の女性は恐縮するのではなく堂々と受け、男性もドアを開けてさりげなく女性をエスコートしましょう。
レストランなどに行くときは一つひとつの動作でもレディファーストを特に心掛けているので、現地の方は慣れている為スムーズに対応できますが、おどおどせずにその場の雰囲気を楽しみつつ堂々と過ごしましょう。
海外のマナー(食事編)
①食べ始める前に周囲に配慮する
主に韓国などのアジアでは食事に同席したメンバーの中で、最年長の人、目上の人などが最初に箸をつける習慣があります。
基本的には誰かが食べ始めるのを待ってから、自分も食べ始めるようにすれば間違いないです。
もし最初に食べることを勧められた場合には、自分から食べ始めるようにして、スムーズに食事の場を進めていくようにするとよいですね。
その場の状況や雰囲気をみて臨機応変に行動し、楽しい食事の時間を止めないようにしましょう。
②左手を使わない
アフリカ、中東、インドなどのイスラム教圏では、食事のときに左手を使わないのが基本です。
左手は「不浄の手」と考えられているため、食事に使うのは不適切とされています。
そのため、基本的に右手だけを使って食べるようにしましょう。
他の圏ではそれぞれ利き手があるのであまり重視されていませんが、ナイフやフォーク、スプーンを使用することが多いです。
日本人なら箸さえあればほとんどの食事に対応できてしまいますが、ナイフやフォークで食べる習慣があると食事もスムーズにできることでしょう。
③料理を完食しない
中国では料理を少し残すことがマナーになります。
特に家庭で食事をごちそうになる場合は、たとえおいしくても大皿に少し残るように食事をしましょう。
完食するのは「足りない」や「もっと食べたい」という意味合いになり、失礼にあたってしまいます。
ただ、自分の皿に取り分けた分は食べきることがマナーです。
食べ残すと「口に合わない」という意味になるため、併せて注意するようにしましょう。
逆に、中国で乾杯といえばお酒が入った杯を空にするのがマナーです。
食後にげっぷすることはおなかがいっぱいのサインなので中国では失礼に当たらないとか。
ヨーロッパだとげっぷは下品とみなされ、最悪の場合罰金も・・・
④乾杯の際、飲み物が入ったグラス同士を当てない
欧米では乾杯の際、飲み物が入ったグラス同士を当てません。
また、欧米ではスープの飲むときは音を立てないで飲みます。
すすって飲む音は不快な音とされておりますが、日本では蕎麦やラーメン、スープ、味噌汁など豪快な音を立てて食事を楽しみますよね。
異国に行った際は音を立てずに食べることを意識しないと、日本人であればすぐに音が出てしまうので気を付けましょう。
まとめ
今回は日本人が以外と知らないような海外のマナーについて書いてみました。
私自身、短期で海外在住経験はありますが、マナーやルールはどこの国に行ってもあります。
日本で長年住んでいると日本のやり方しか分かりませんが、一歩世界に出てみると、日本での常識はほとんど非常識ということがあります。
しばらくはパンデミックの影響で飛行機も運航している本数が少なかったり、国間の行き来が自由にできない日々が続いています。
ですが、日常生活を取り戻し、また行動できる日々が必ずやってくるので、海外に行こうと準備している方は常識やマナーについても勉強しておくと良いかもしれません。
自分の身は自分で守らないといけないので、言葉の面で苦労することもあると思いますが、少しでもトラブルに遭遇しないように今回の記事が参考になれば幸いです^^
楽しいライフスタイルを送りましょう♪
以上、koniirimonのおはなしでした!
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