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ブルーグラス音楽って何?楽器構成やビル・モンローについて詳しく紹介

日常

こんにちは。

北海道で暮らしている、毎日料理を作っているChefです。

私がいつも「ブルーグラス音楽」の話をする時、決まった質問セリフがやってきます。

●ブルーグラス音楽って何?

●どんな音楽ですか?

●どのような楽器を使って演奏しているの?

●いつの年代の音楽?

 

などなど、このような質問がいつも出てきます。

その時に私が説明しているのは、

「アメリカのフォーク・ソングとカントリー音楽を足して2で割ったようなもの。バンジョーやバイオリン、ギターを使用して演奏される音楽。」と答えています。

 

今回は私が大好きなブルーグラス音楽についてもっと知ってもらいたいと思い、記事を書いていこうと思います。

それではご覧ください。

 

軽やかなリズムが特徴のブルーグラス音楽について紹介!

ブルーグラス音楽とは?

ブルーグラス音楽を定義するには少し議論が必要なのです・・・

私自身の見解としては、下記内容のようにと考えています。

●ブルーグラス音楽は1940年代半ばにビル・モンローを中心として作られたもの

●音楽ジャンルとしては一般的には「カントリー&ウェスタン」 の中に分類される

●ブルーグラスの名が示す通り、土の香り豊かな民族音楽としてアメリカのテネシー州、ケンタッキー州など合衆国の南東部を中心に世代を超えて根強いファンによって支持され続けている音楽

●コーエン兄弟の製作した映画「オー・ブラザー」がヒットし、再びブルーグラス音楽が脚光を浴びるようになった

 

基本的な楽器編成は、

バンジョー / マンドリン / ギター / ベース / フィドル(バイオリン)/ ドブロ(ハワイアン・スティール・ギターが発展した物)の6種類です。

電気を一切使わないアコースティックな表現方法が魅力!

バンジョー、マンドリン、ドブロは音色や弾き方に特徴があるため、音色が新鮮に感じます。

多くの楽曲にソロの歌とハーモニーが伴い、バンドメンバー各個性のインプロバイズ(アドリブ)と技量を楽しむ音楽でもあります。

 

ブルーグラスのルーツはアメリカの開拓時代にさかのぼり、米国南東部、アパラチア地方の山岳地帯(ヴァージニア州、ウエストヴァージニア州、ケンタッキー州、テネシー州、ノースキャロライナ州、サウスキャロライナ州にまたがる地域)に移住したアイルランド系やスコットランド系移民の音楽、アフリカから奴隷として連れてこられた黒人達の音楽などが融合して新しい音楽が生まれました。

現在、このアパラチアの山岳地帯から誕生した音楽スタイルはオールドタイム(マウンテンミュージック)と呼ばれ、ブルーグラスの原型として知られています。

 

ビル・モンローってどんな人物?

「ブルーグラスの父」として称される「ビル・モンロー」は、それまで兄チャーリーと組んでいたモンロー・ブラザーズを解散。

一時期ストリング・バンドを結成していましたが、これはどうやら失敗に終わったようですね。

メンバーについて詳しく見ていきましょう!

 

1939年にブルー・グラス・ボーイズを結成。

メンバーは・・・

◎クレオ・デイヴィス(Cleo Davis/ヴォーカル、ギター)

◎アート・ウーテン(Art Wooten/フィドル)

◎ジム・ホルムス(Jim Holmes/ベース)

※メンバーには他説あり。

このメンバーでオーディションに受かり、憧れの「グランド・オール・オープリー」に登場します。

 

バンドは何度かのメンバー交替の後、1945年には・・・

◎レスター・フラット(ヴォーカル、ギター)

◎アール・スクラッグス(バンジョー)

◎チャビー・ワイズ(Chubby Wise/フィドル)

◎セドリック・レインウォーター(Cedric Rainwater/ベース)

上記メンバーに落ち着き、今日の「ブルーグラス・スタイル」で演奏をするようになりました。

この時期のブルー・グラス・ボーイズの魅力は、「アールの独創的なバンジョー奏法」です。

スリー・フィンガー奏法を改良したもので、以降、ブルーグラス音楽のバンジョー奏法が確立されたと言われています。

 

1946年にはオールドタイムから発展した単なるストリングバンドの1つであったバンドに転機が訪れます。

◎ビル・モンロー(マンドリン)

◎レスター・フラット(ギター)

◎アール・スクラッグス(バンジョー)

◎チャビー・ワイズ(フィドル)

◎ハワード・ワッツ(ベース)

こちらのメンバーでのバンド編成により、これまでのいくつものストリングバンドのスタイルとも全く違った新しいサウンドが生まれました。

この新しい音楽スタイルを作り上げたビル・モンローは1つの音楽形態の創設者、「ブルーグラスの父」と呼ばれるようになりました。

 

ブルー・グラス・ボーイズは実にメンバー交替の激しいバンドだったようですね。

1948年にはビルを除いてのメンバーが相次いでグループを離れてしまい、独自にフラット、スクラッグス&ザ・フォギー・マウンテン・ボーイズを結成。

夏期シーズンに行われるフェスティバルでは、毎年メンバーの誰かが新しく入れ替わっていたと伝えられています。

◎ドン・リーノウ(1949年頃)

◎ジミー・マーチン(Jimmy Martin/1950年〜1954年頃)

◎カーター・スタンレー(Carter Stanley/1951年頃)

◎ソニー・オズボーン(Sonny Osborne/1952年頃)

こちらのプレイヤーたちも、一時期ブルー・グラス・ボーイズに在籍し活躍していました。

 

まとめ

今回はブルーグラス音楽について紹介してみました。

まだまだ情報はたくさんあり、全部の内容を書くととてつもなく長い記事になってしまうので、今回はここらへんで切り上げます。(;^ω^)

 

日本に長らくいると世界で生まれた素晴らしい音楽が知られていないことがたくさんあります。

また、特殊楽器なども存在しており、一部の音楽仲間の間では流行っている「バンジョー」なども音楽を通して日本に伝わってきています。

 

歴史をたどればたどるほど、知識も増えると同時に現代の音楽が生み出された原点を知ることができ、更に音楽について興味がわいたり、もっと音楽が好きになる事でしょう!

音楽は人々の心を癒す最高の武器だと思っています^^

 

好きなことにはとことん追求し、自分のスキルアップに繋げていく・・・

得た知識は雑学や豆知識として自分の中に取り込んでいき、好きなことを楽しんで生きていくのがなんだか幸せだな~と思う時もあります。笑

以上、koniirimonのおはなしでした!

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