こんにちは。
北海道で暮らしている、毎日料理を作っているChefです。
コロナ禍でも新規でカフェや喫茶店、飲食店の営業を考えている方はいるのではないでしょうか?
2022年から注目されるようになった「間貸し営業」
今回はこの間貸し営業でやるメリットについてお話していきます。
それではご覧ください。
【飲食店間貸し営業】コロナ禍での飲食店でも間貸しで続けるメリットは?
間貸し営業とは何?
コロナ禍で多くの飲食店が営業形態の見直しを迫られていたり、店舗を維持する賃料・光熱費などの固定費が重い負担になっていることが挙げられます。
一方で、飲食店を開業したいけれどコロナ禍で物件を借りるリスクや、設備や内装、賃料の負担を軽減したいという開業希望者も増えています。
コロナ禍以前は、本格的な開業前の試験運用や週末の副業としてのニーズが強かった間借り営業ですが、「低コストで開業したい」「複数の土地でデリバリーのテストマーケティングをしたい」「ケータリングの仕込み場所を探している」など、ニーズが多岐に渡るようになってきました。
間貸し・間借り営業は表面だけで見ればメリットがあると感じますが、デメリットももちろんあります。
下記にて詳しく説明します。
間貸し側の営業のメリット・デメリット
【メリット】
アイドルタイムに副収入を得て、固定費の負担を軽減できる
店舗を営業していない時間や期間も、賃料や光熱費などの固定費は発生しています。
空き時間に店舗を貸し出すことで副収入を得ることができ、店舗を有効活用できます。
コロナ禍においては、酒類の提供ストップによる減益や食材ロスの負担増もあり、長い店休を設ける飲食店もあります。
休業協力による支援金を受け取って負担を軽減する選択もありますが、店舗の間貸しを行い、資金繰りの一助にすることを検討してみてもよいかもしれません。
副次的なメリットとして、別の事業者と共有することでそれぞれの顧客に対して店舗を認知いただく機会も生まれます。
借り手とコミュニケーションをとり、新たな顧客の創出に取り組むのも良いかもしれません。
【デメリット】
ルールを明確化しないと、トラブルが起きる可能性も出てくる
水光熱費の負担や共有スペースの使用ルール、食材や消耗品の管理方法など、店舗を共有するにあたってルールを決めておかないとトラブルに繋がりやすくなります。
特に、衛生管理については細かなルールまで設定し、順守しているかを定期的に確認したほうがよいです。
万が一借り手の店舗で食中毒が発生した場合、その責任を負うのは貸し手になる可能性があります。
間借り側の営業のメリット・デメリット
【メリット】
リスクやコストを抑えて短時間で開業が可能になる
いちから店舗を借りて飲食店を開業する場合、物件取得費や内装・設備・調理器具・什器などの投入費用に多額の資金が必要になります。
間借り営業は内装や備品が揃っている店舗を借りるため、設備投資のコストを抑えて、短期間で開業することができます。
店舗の運営と間借りした場所が合わない、複数の土地でテストマーケティングしたいなどの希望がある場合、店舗の移動や撤退もしやすいというメリットがあります。
【デメリット】
内装・設備・営業時間など、さまざまな制約がある
店舗を間借りする場合、設備や什器の使い方などさまざまな独自ルールが設けられます。
内装や店構えを自由に変更することができないため、イメージと異なる場合もあります。
基本的に食材は別管理になるので、限られたスペースでどうやって食材を保管するかも検討しなければなりません。
貸し手の営業時間にあわせて営業を終了し、引き渡す必要があるので時間のやりくりも必要です。
トラブルを回避して営業するための方法
まとめ
緊急事態宣言や蔓延防止措置で営業時間短縮や休業を強いられているお店は多いのではないでしょうか?
私的にコロナ前の経済に戻ることはもうないだろうと感じております・・・
ですが、それぞれの分野で専門的に働いてきた方たちにとっては、これから違う業種で働くのも勇気がいることで、なかなか踏み出すことができないですよね。
ですが、間貸し営業という手段を使って営業存続することも可能。
店舗を貸す側と借りる側でいろいろ思う事、感じることがあり、やはりメリット・デメリットは出てきてしまいます。
これらを解決するためには双方の合意のもと、ガイドラインやルールを明確にしていかなければいけません。
間貸し営業について興味がある方!
営業存続のきっかけにもなると思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
以上、koniirimonのおはなしでした!
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