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北海道の秋に出現する「雪虫」。この正体を詳しく説明します!

日常

こんにちは。

北海道で暮らしている、毎日料理を作っているChefです。

暑い夏も過ぎ去り、急に寒くなったと思えば、もう秋ですね~

毎日の寒暖の差にやられている私です。笑

 

北海道に住んでいると、10月中旬から下旬にかけて発生する「雪虫(ゆきむし)」。

見た目は直径5ミリほどのフワフワの綿毛のようで、粉雪の妖精のように見えたりもします。

北海道では雪虫を見かけると「雪虫が飛んでいるから、そろそろ雪が降るよ~!」と挨拶がわりに言う方も増えてきます。

実際に私もこの時期になると、会話の話題に雪虫を使います。( ̄▽ ̄)

 

しかし、道外に住んでいる方はこの「雪虫」を知らない方もたくさんいらっしゃると思います。

今回はフワフワの綿毛のような雪虫について詳しくお話していこうと思います!

それではご覧ください。

 

見た目はフワフワの綿毛のような「雪虫」の正体とは?

実はアブラムシの仲間

見た目はフワフワしていて可愛らしい雪虫ですが、実はアブラムシの仲間なんです。

本州の方にはあまりなじみがないと思いますが、冬の使者と呼ばれていて、北海道でよく見られるムシのようです。

この雪虫には白腺物質を分泌する腺が存在し、白腺物質が綿毛のように見えることから、北国では「雪虫」と呼ばれています。

 

代表的な種としては・・・

 

トドノネオオワタムシ

 

体調5mm前後で、飛び方は本当に雪のようにふわふわと飛ぶので、雪と間違えてしまうことがあります。

大量発生している時期・時間帯に、口を開けたまま走ったり、自転車に乗ったり、外で作業をしていると、知らない間に口の中に入ってくることがあり、注意が必要です。

味は・・・しません(;^ω^)笑

 

 

白いフワフワした物体は何?

雪虫に付いている白いふわふわした物体は蝋(ロウ)です。つまりアブラです。

蝋と言っても、アブラムシからでる分泌物なので、決してキレイなものではないですね・・・

 

夏に暑い日が続くと繁殖期間が多くなり、大量発生につながるそうです。

今年は夏が尋常じゃないくらい暑かったので、今時期は大量発生しそうです。

 

雪虫が出現されると、まもなく初雪が降り、冬の訪れを告げる合図にもなっています。

ですが、寿命はなんと1週間

さらに、熱に弱くて一度どこかに付着するとそのまま自力で飛ぶことはできなくなり、

そのまま死んじゃうみたいです。

 

 

成長時期は?

雪虫は春に卵からメスの幼虫が生まれ、5月に成虫になります。

成虫になったメスが単独で子供を作り、どんどん増えていきます。

成虫した雪虫は10月頃に空中を飛び回り、オスとメスが出会って成虫を生みます。

 

毎年、北海道各地で10月頃に雪虫が出現しますが、それはオスとメスが出会って成虫を生む為に本能的に活動している雪虫たちの合図。

これらの光景を私たち人間は雪が訪れる合図とみていたようです。

 

 

まとめ

今回は毎年発生する「雪虫」について書いてみました。

長年北海道に住んでいる方でも、雪虫の生体について詳しく知っている方はあまりいないかと思います。

でも、雪虫が出現したら、「もうすぐ雪が降る!」という言い伝えは今でも残っています。

そして、それと同時に、「早くタイヤ交換をしないと!」という合図にもなっています。笑

 

観光客の方が北海道に遊びに来る際、10月は雪虫が発生する時期です。

気温も朝と晩がとても冷え込むので、上着は必須です。

フワフワした綿のような雪虫がくっつきにくい、素材がツルツルした上着を着用することをオススメします!^^

 

・・・雪虫・・・

いまだ謎の多い生き物のようですね(/・ω・)/

以上、koniirimonのおはなしでした!

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